精神科の医療
精神科の治療にはおおむね次のようなものがあります。
薬物療法
症状に応じた薬を服用し、症状をやわらげます。薬には、不安や焦燥を軽くするのに有効な薬や、幻覚や妄想を鎮める薬などがあります。
精神療法
精神科医が症状の経過を判断しながら、対人関係の改善や社会適応能力の向上を図るための働きかけを継続的に行います。
リハビリテーション療法
デイケア、作業療法などを通じて社会生活機能の回復を図ります。
その他、看護師等が居宅に訪問し病状や生活上の相談等を行う訪問看護などがあり、一人一人の病状や時期を考慮し、様々な療法を組み合わせて治療を行っていきます。また精神科の病院やクリニックの中には、精神保健福祉士(精神科ソーシャルワーカー:PSW)を配置しているところもあり、障害基礎年金や障害者手帳など社会資源の利用に関する相談や、生活上の困りごとなどを相談することもできます。詳しくは各医療機関にお問合せ下さい。