名古屋市強度行動障害者支援事業の拡充と事例報告集の公開について

2023年3月31日

◆名古屋市強度行動障害者支援事業「新規受入サポート事業」及び「地域づくりサポート」を開始します

 本市では、強度行動障害に関する高度な専門知識や支援技術を持った強度行動障害者専門支援員の養成及び事業所への派遣を始め、事業所からの相談窓口の設置や事業所職員の研修事業など、強度行動障害者支援にかかる総合的な事業として『名古屋市強度行動障害者支援事業』を実施しています。令和5年4月1日より、新たに「新規受入サポート事業」及び「地域づくりサポート」を開始します。ぜひご活用ください。

 

■ 新規受入サポート事業
 在宅の強度行動障害者の事業所等における新規受入の円滑化を図るため、受入調整の段階から強度行動障害者専門支援員をケース会議の場等に派遣し、情報共有や具体的な支援方法の検討を行います。また、新規に受入れる事業所職員の研修や環境整備を支援します。

■ 地域づくりサポート
 関係機関との連携や、各区自立支援連絡協議会等への参加や助言、学習会の実施等を通じて、強度行動障害者の理解促進を図り、強度行動障害者の支援に係る地域の体制づくりをサポートします。

  ☞「新規受入サポート事業」及び「地域づくりサポート」について(PDF形式:245KB)

 

▶専門支援員の派遣を希望される際は、派遣申請書を強度行動障害者支援事業事務局へご提出ください。

 ☞派遣申請書:名古屋市強度行動障害者専門支援員派遣申請書(DOCX形式:23KB)

[お問い合わせ先]

 名古屋市強度行動障害者支援事業事務局

 電話:052-613-7660  ファクシミリ:052-972-4149

 E-Mail:kyoko-shien@wing.ocn.ne.jp

 

◆『強度行動障害者支援事業事例報告集ー困った行動は困っているサインー』を作成しました

 名古屋市強度行動障害者支援事業の取り組みや、強度行動障害者専門支援員派遣事業で積み上げた数多くの支援事例からピックアップした事例を報告集としてまとめました。専門支援員が関わった事例のごく一部ではありますが、多くの現場で聞かれる事例でもあると思います。皆様が現に対応に苦慮されているケースと、同様の事例もあるかもしれません。この事例集が現場における支援の一助となり、本人も職員も皆が安心して幸せに暮らせる社会の実現に寄与することができれば幸いです。なお、一部のケースについては、動画による報告も行っています。ぜひご覧ください。【令和5年3月31日公開】

 

【事例報告集データ】

  ☞名古屋市強度行動障害者支援事業事例報告集-困った行動は困っているサイン-(PDF形式:19MB)

 

【目次(報告ケース)】

  ごみを長時間拾い集め、トイレに物を詰まらせてしまう利用者への支援

   ☞動画はこちら https://youtu.be/naecU1XNd4A(視聴時間:約19分)

  頻繁に混乱して暴れ、大声や他害のある利用者への支援

   ☞動画はこちら https://youtu.be/7tbmbvKSNdk(視聴時間:約14分)

 3 汚染行為を頻繁に繰り返してしまう利用者への支援

 4 靴の交換を何度も要求する利用者への支援

 5 机や壁に激しく頭をぶつける自傷行為、扉を強い力で閉めてしまう利用者への支援

 6 大声で叫ぶ、事業所に入れない利用者への支援

   ☞動画はこちら https://youtu.be/-rau51cpFcs(視聴時間:約13分)

 7 食事や食器を投げてしまう利用者への支援

   ☞動画はこちら https://youtu.be/uNpqEsvGdCk(視聴時間:約15分))

 

【事例集作成報告会】

 強度行動障害者専門支援員の皆さんが、事例報告集作成の報告会を開催しました。 事例報告集の紹介、ポイント、専門支援員の思い、事業所の皆さんに向けたメッセージなどをお話ししています。

  ☞動画はこちら https://youtu.be/bHIQoZCrDOA(視聴時間:約14分)

 

■名古屋市強度行動障害者支援のホームページもぜひご覧ください。

 ☞リンク:https://www.kaigo-wel.city.nagoya.jp/view/wel/fukushi/kyokoshien.html

お問い合わせ

名古屋市健康福祉局障害者支援課
施設事業担当
電話:052-972-2560
ファクシミリ:052-972-4149